すうの一人暮らし寝袋生活 in NZ

40代半ばでニュージーランドに留学し、節約と物欲の間で震える女の独り言

日本訛り

私の英語力は今は中級レベル。一応TOEICのスコアは800以上とったけど、ほぼリスニングでカバーしているのが現状。

 

3年間の海外生活。

正直言って英会話力ほぼゼロからのスタートで英語が話せないくせに、「英語できます!」って言って日本人がいないところへ飛び込んで働かせてもらった。そこからのサバイバルEnglish 。語学学校にも行かず、ポケット辞書をいつも持ち歩き、テキストは高校の時使ったシグマ英文法とz会の速読速聴basicとcoreシリーズだけ。あとはひたすらネイティブを真似していく。会話をするのが楽しい!だからもっと話したい!それだけの気持ちでゆっくりと上達していったように思う。

 

香港、韓国、台湾、マレーシア、タイ、フィリピン、インド、フランスなど英語を話すお友達に比べたら語彙や発音もまだまだだ。でも彼らは「あなたは英語上手だし、こうやって普通に会話もできるから問題ないよ」ってポジティブに受け入れてくれる。ネイティブのお友達も、気さくに話しかけてくれて、「あなたの英語は上手よ」「practice makes perfectだからどんどん話しましょ」って言ってくれたのが嬉しかった。

 

でも現地で出会った日本人の語学留学生からは、「めっちゃ日本訛り」って鼻で笑われた。Japanese English。

 

自分たちだってJapanese Englishのくせに。英語を勉強しに来ているのに人の英語をバカにする人たち。私は心の底から悔しくてその夜は泣いてしまった。

 

ネイティブじゃない人たちが話す英語を「あの人たち訛りが強いよね〜」と笑ったり、「やっぱりネイティブの綺麗な発音の人から教わりたい」って言う日本人を何人か見てきたけど、その人たちは自分たちのJapanese アクセントをどう思っているのかな?と思う。

 

私は世界中で一番英語の訛りがひどいのは日本人だと思っている。

 

だから他の言語の訛りを笑うことはできないし、私の周りの友達はみんなそれぞれに訛りがあるけど、英語を話して意思疎通ができている。ネイティブもそのことで揚げ足を取るような人はほとんどいないかった。もしかしたら心の中では思っていたかもしれないが、少なくとも英語が下手でも、話をして意思疎通をしようとする姿勢に対しては、真摯に接してくれていたと思う。


最初の頃のサバイバルイングリッシュで学んだこと。

I don't know. と言う時、英語がわからないという意味ではないということを伝えければいけない。英語を話すのが苦手だけど、ゆっくり説明してくれればきちんと理解しているし、英語(語彙)がわからなければ辞書で調べるなどのジェスチャーをして、意思疎通ができるということを伝える必要がある。何を考えているのかわからないことの方が、現場では問題になるからだ。アクセントは問題にならない。

 

だから日本訛りと言われて悔しかったけど、訛りはそう簡単に直るものじゃないし、訛りを気にせずにどんどん会話に参加するのがいい。そう思って頑張ってきた。

 

ちなみに私が苦手な発音はいくつかあって一番苦手なのはやっぱり子音のW

 

Waterやwolf 、window 、whiteなど

 

教会で英語を勉強してた時、ボランティアチューターからフォニックスの指導された。「自分が犬になってwoofと遠吠えするようなイメージよ!」って。

今でも苦手で、唇を窄めて振動させる練習をしている。

 

日本人はRとLの使い分けが苦手というのは有名だから、そこを直されるかな?と思ったのだけど、私の時はそれは指摘されなかったなぁ。それよりもW の方がひどい日本語アクセントだったんだろうな(笑)。

 

それから苦手な母音は

AUSの都市Perth[pɜ:θ ]の[ɜ]という母音。

[pə́ːrθ]との違いもよくわからない。

日本人はrやthが苦手と思いこんでいるところがあるのでトリッキーなんだけど、私的には日本語にない母音の方が難しいと思っている。

aとoの中間の音やaとeの中間の音とか、聞き取れるたとしても、自分の口でその音を発声するのがめっちゃくちゃ難しい。

 

発音が少し違っていても相手はきっと文脈で分かってくれるから会話は成立するのだけど、やはり成立しないこともあるわけで。

 

例えば、サバイバル英語を始めたばかりの頃は、Cityがうまく出せなくて観光案内所の人からキョトンとされた。何回言っても伝わらない。そのうち「あなたが何と言っているかわからない」とまで言われ、仕方なく単語を紙に書いたら、「あぁ、Cityね!」と見事な[s]サウンドで返されたので、今でも意識的に[s]を強く出すように心がけている。

 

ネイティブ並みの発音は難しいかもしれないが寄せていくことはできると思うので、シャドーイングやスピーキングで発声を頑張っていこうと思う。