「多読」を勘違いしていた。
手当たり次第に次から次へと新しい文章を読めばいいと思って、本格的IELTSの勉強を始める前に、ピアソンのペンギンシリーズなどを読んでいた。イギリス英語の勉強になるかな?ってペンギンのディケンズを読んでみたり。ごめんなさい。はっきり言って試験勉強には向いてません。気分転換にはなったけど。文学とIELTS試験は別物です。
多読っていろんな本をたくさん読むことなんだけど、ただ物語を楽しんだり消費するだけで英語の勉強にはなってなかったりする。
そこで反省して、まずは英語を精読することからスタート。
使うのはケンブリッジの公式本。一通り模試として問題を解いてみた後、改めて精読してみようと、思いっきり色鉛筆とペンで書き込む
1、黄色マーカー
私が最も苦手とする定冠詞、冠詞、複数形、単数形がどのように使われているか、マーカーで細かく目立たせる。
2、ピンク
わからない単語はピンクで線を引き文脈から判断するが、それでもわからない語彙はページの空いているところに英英辞典で調べて書く。
後で問題文ででてくる同義語もしっかりメモしておくといい。
3、緑
熟語、句動詞、前置詞など
4、青丸
逆説の接続詞、前置詞とコンマを青丸で囲む。
著者の意見や、問題の答えはだいたいこの逆説ワードがヒントになるので、見落とさないため。
5、黄色
文法、構文はしっかり抑える。例えば「the 比較級, the 比較級」構文とか「倒置」構文とか。
後は、関係代名詞、関係副詞など何を説明しているのかとか、andの並列関係はどこまでかとか、強調構文とかそういうややこしい長文を分析するとき。
6、ペン
SVOC などペンでメモしておく
基本は前から読んでいくのだけど、長文分析するときにややこしくなるので、必ず主語、動詞はどれかというのを探しながら読む。
以上が私なりの精読ルール。
これができてからいざ多読!
公式本には12本のパッセージがあるので、それを3冊分すれば、36本のバラエティー豊かなアカデミックな文章を読むことができるわけです。何度も読むことで精読しているから多読することで文法ポイントやわからなかった単語や熟語を覚えつつ、文章を速読できるようになる。これ地味だけどすごく身につく。
ブリティッシュカウンシルやidpの公認問題集の模擬試験でやってもいいと思う。
それが飽きたら今度は、BBCやガーディアン、Scientical Americaなど、IELTSの問題になりそうなジャンルの記事を読んでいくといいかも。
その後でまた、公式本を繰り返し読む。
多読が身につけば確かにIELTSのリーディングのコツが感覚的にわかってくる。
私は2回目のリーディング試験で6.5だった。なぜ7.0が取れなかったかという言い訳すれば、1番難しいtest3の問題文が、縦2段組だったから。縦にスキミング・スキャニングすることがとっても苦手なのだ。これは多分慣れもあるので、実際新聞や雑誌などで縦に読む練習しないといけないなぁと反省している。
リーディングのスコアアップは公式本を使った精読と多読がお薦めです。