すうの一人暮らし寝袋生活 in NZ

40代半ばでニュージーランドに留学し、節約と物欲の間で震える女の独り言

赤の間

新居には最初から赤いカーテンとレースのカーテンがついていた。赤?と戸惑う。

カーテンに赤という選択肢がこれまで無かったから。これまで一人暮らしや結婚していた頃はでは無印のブルーのストラップのカーテンや結婚してからはニトリの緑色、白、知人から譲ってもらった緑の遮光カーテンを使っていたのだ。

 

でも部屋のアクセントには赤色はぴったりでおしゃれかもと、取り替えずにそのまま使うことにした。

 

新居は朝日が眩しい東南の部屋。

 

初めて新居で寝た翌朝、目覚ましがなってうっすら目をあけると、部屋が暖かい赤い光で満たされている。日光がカーテンの赤を白い壁、天井に反射させるのだ。

あぁ、暖かい赤い光に満たされて穏やかに目覚めるのはなんて素敵なんだろうと、半覚醒状態でボーッと赤の間の天井眺めながら朝のひと時を30分ほどすごす。幸せな瞬間だな。至福のひと時。

 

ようやく体を起こし、カーテンをサッとあけると朝日が目を覚ましてくれる。

 

やっぱり、太陽の光を浴びて目覚めるのはサイコー!!このアパートに引っ越して大正解!!

 

その日から自分の1Rの小さな部屋を【赤の間】と呼び、毎朝幸せな気持ちで1日をスタートさせている。