すうの一人暮らし寝袋生活 in NZ

40代半ばでニュージーランドに留学し、節約と物欲の間で震える女の独り言

どこかに参ってきた その5

交通編。 

公共交通機関で旅行するのが好きだけど、バスや電車の待ち時間にせっかくの休日が振り回されるのはもったいない。

特に3泊4日の短い旅行では、一番安く上がる方法を取るよりも効率を取る方が良かったりもする。

 

例えば、熊本空港から熊本駅前まで行くには、2つのルートがある。

A)空港→空港ライナー(無料)バス→JR肥後大津熊本駅 480円 バス15min+ JR35min 

B)空港→リムジンバス→熊本駅 800円 1hr

 

いつもならAの安い方をとるけど、今回はBを選んだ。飛行機の到着は夜、出発は早朝の便なだったために、せっかくの旅行の邪魔になる心配性の不安を減らす方が大事だと思ったので、リムジンバスなら乗り継ぎの時間の心配なんかしなくても大丈夫だからね。

 

翌朝はJR熊本駅阿蘇駅 1130円(注:SUICAは使えないので、駅でクレカ払いをした方がよい)

阿蘇駅→内牧温泉エリア 路線バス片道300円(バスはSUICAが使える)

 

阿蘇市の観光で有名なスポットの一つが外輪山の大観峰という展望所。外輪山のなかで最も高い標高約936mのところにあり、大噴火の後に形成された最大級のカルデラを見渡せる絶景スポット。ここに行くには路線バスの場合、最寄りのバス停から片道2.1kmも歩かないといけない。しかも路線バスの本数は少ないから、帰りのバスの時間も要注意。

 

さて、どうしたものか。そんな時に路線バスを運行する九州産交バスのサイトをみていると、

阿蘇観光周遊バス】Bコース:阿蘇神社と大観峰 日帰り500円

というツアーがあるではないか!しかも地元ガイドの案内付き!午後1時から夕方5時まで。

こういう地元に生活するガイドとか語り部さんの話を聞くのってすごく好きなので、申し込むことにした。大観峰だけでも500円で行けるなら安い。ネットで予約できるし。

実際に参加して、阿蘇神社 楼門再建の話、豊かな湧き水の水基巡りや、阿蘇の絶景を眺めてカルデラの形成についてや地元のお話を聞くことができるのは素晴らしい経験だった。路線バスだけでは知りえないことを500円で学べるのはお得。

 

ちなみに阿蘇駅から阿蘇火山博物館までの路線バスは1日に4本〜5本しかなく片道570円。今回は車で阿蘇山へ行くサイクリングツアーに参加したのだけどその料金には、内牧温泉〜火山博物館までのバスの往復1740円が含まれていると考えたら、約3,000円でMTBをレンタサイクルできたことになるのかな(笑)これが高いか安いかはその人の価値観になるけれど、私としては自分の時間を好きなように使える上に、阿蘇山のフォトジェニックな景色に大満足だったので、高いとは全然思わない。

 

阿蘇から熊本駅まではJR。630円追加で特急券買って30minほど早く熊本へ着くか迷ったが、急ぐ用事もないので結局で普通電車で1時間半かけて戻った。レンタサイクルの3000円を高いと思わないのに、特急券の630円を高いと思うこの価値観の矛盾に自分でも笑ってしまう。でもでも、630円あったら駅弁買えちゃうよね。

 

そんな感じで楽しい旅行も節約できるところは節約、時間内に楽しむことができるならちょっとでもお金を払うことで満足度がアップ。

何より、「どこかにマイル」で6000マイルで旅行ができちゃうことがうれしい。まだ20,000マイルほどあるので、次も「どこかにマイル」使って遊びに行こうと決めた。

やっぱり陸マイラーとして修行を続けなくっちゃね!