すうの一人暮らし寝袋生活 in NZ

40代半ばでニュージーランドに留学し、節約と物欲の間で震える女の独り言

CAMPERのパンプス その1

CAMPERのパンプスを愛用していた。多分2012年頃に京都の藤井大丸で買ったの時のことはよく覚えている。


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私の足は幅広甲高で、EEE。

初めて買ったちゃんとしたパンプスは、本革の有名ブランドのだったけど合わなくて、靴擦れと、親指のツメが内出血して、小指の爪が割れ血豆が出来てすぐ捨てた。それからは就活の時にはヒール付きのローファー履くぐらいで、二度とパンプスは履かないと思っていた。

でも、友人の結婚式か何かで、パンプスを履く必要が出来て、いろいろ探していたときに出会ったのが、CAMPERのパンプスHelena。それまでもCAMPERのブーツを持っていたから、革の柔らかさも履き心地の良さも歩きやすさも知っていた。でもデザインが凝っていて、カジュアルな靴ばかりだからフォーマルには難しいと思っていた。その中で、1番シンプルなこのパンプスを見つけたとき、これだ!と思った。試着したら、悪夢のパンプスの記憶が覆るほど歩きやすくて、予算オーバーだったけど、これならパーティーだけじゃ無く仕事でも履けるし、これしか無いと思った。で買って大正解だと思う。歩いても痛くならないし、形もぴったりで、ゆっくり自分の足に馴染む感じで、遠慮無くガンガンに履いてきた。

 

ストラップを引っ掛けるボタンが外れたりしたけど、それだけの修理に三千円ぐらいした思い出。

 

だけど、2019年の初夏のある日、仕事中突然歩きにくくて引っかかる感じ?あれ?なんか変?と思っていると、職場のタイルカーペットに黒い破片のような塊が落ちている。その塊を拾ってみると、なんだこの素材??

 

それがCAMPERの靴底と気付くまで、三十秒ほどかかった。

 

すぐに、ロッカールームへ行き通勤で履いているスニーカーに履き替えた。この時はスニーカーで通勤しててよかったと本当に思ったものだ。

 

加水分解

 

ウレタン素材の靴底は、必ずこの加水分解が起こり劣化するそうだ。大体5年ぐらいするとこの劣化が始まる。保管状態や履く頻度にもよるそう。私のは2012年に買ったので7年。CAMPERのお店に持っていっても、CAMPERのオフィシャルな修理も受け付けてくれない。修理不可能だそうだ。

 

他の靴修理屋さんに持っていっても元のような状態に戻すことや修理することは難しいと断られてしまった。