引っ越しの際に持ってきたカトラリーは、お箸2膳と、キャンプ用のスプーン・フォーク・ナイフが一つになったヤツ1個。
THE DOORSの「ハートに火をつけて」?
10年前に、これを買った時には、「お!THE DOORSやん。なんかええやん。」と60年代洋楽好きにはたまらないブランド名に反応したわけで。この記事を書くために今調べてみたら、スウェーデンのアウトドアブランドだった。「スポーク」っていうらしい。
フォークの片側にギザギザがあって、ナイフ代わりになる。
でも、切れるものは限られる。
正直言ってこれで切るより、キャンプ用のナイフを使ったほうが早いし楽だと思う。
パンを焦がしたときに、このナイフ部分で削るのは便利!これが唯一の利点。
折角一人暮らしで一から揃えるなら、ステキなキッチングッズを揃えたい!木のスプーンが欲しい、大さじ、小さじ、デザートスプーンが欲しい、新潟県燕市のステンレスのカトラリーセットが欲しいなどなど、物欲があまり余っていたぐらい。
でも、いざ買うとなった時、独り暮らしで、セットなんて必要か?木のスプーンってカビはえやすくないか?塗装は安全なのか?一人やから、種類も多くなくてよくない?100均やショッピングセンターなどでも安く売ってるけど折角買うならこだわりが欲しい!でも何を選べば良いかわからん!などど、マイナス思考が物慾を押し切ってしまい、
結局いつもの通り、今持っているヤツですましとこう…という考えに落ち着く。
で、持っていたのは、このアウトドアのスプーンのみ。まあ、これ一本あったら、スプーンもフォークもナイフも足りるし、なんとかなるやろ、と楽観的に考えたら、実際なんとかなっている。
問題は、スープを掬うとき小っちゃすぎること。ご飯をライスクッカーから掬うときときに、うまく掬えないこと。思い浮かべて欲しい、地獄の鬼たちがこの小さいスプーンでこっちの釜の熱いスープを隣の釜に移せ!っていう地獄絵図を…。
さすがにお玉やしゃもじの代わりにはならなかったので、結局お玉(レードル)と、しゃもじはすぐに買った。
キャンプ時なら、暇なのでスプーンで頑張って掬ってもいいが、日常使いには、やはり道具はちゃんと使うべきだと実感している。