すうの一人暮らし寝袋生活 in NZ

40代半ばでニュージーランドに留学し、節約と物欲の間で震える女の独り言

インフレーターマット

新居は、押入が無いから敷き布団をしまうスペースが無くて、床がフローリングなのでカビの心配があり、マットレスは大きくて身動きがとれなくなる。

 

私が欲しいのは、

コンパクトで一人で持ち運びができること

ほどほどに厚みがあって(4cm以上)寝返りが打ちやすいこと

この二つの条件でいろいろ調べてみた。

そしてたどり着いたのはやはりアウトドアショップ。

 

「悪あがきかもしれない。素直に布団を買っておけ」という心の声が聞こえたりもしたが、実は前からインフレーターマットについて興味をもっていたので、いくつかのアウトドアショップをめぐり展示してあるマットを触って試しに寝転んでみることにした。

 

インフレーターマットは、広げて空気をコントロールするアジャスターを開くと自動で空気が入って、ウレタンマットが膨らむという原理で、膨らむのに時間はかかるし、しまう時に折り畳むのがたいへんだ。

 

各社ともアイデアをだして、より便利になっていく。きちんと逆流防止の空気弁がついたもの、空気を入れるためのバッグ(別売)小物などある。

 

厚さ2.5cmでもR値が高いので温かく耐久性が高い上に、コンパクトにしまえる登山用のマットに心惹かれる(Therm-A-Restの女性用)も、私が今欲しいのは登山で使物では無い。1Rのフローリングで毎日寝るためのもの。そんなことをお店のスタッフ(アウトドアの達人)にはとても言えない。

 

一通り見て気になったのは、寝袋と同じで、色がどれもアウトドア製品らしいカラーであった。青や緑や赤、オレンジ、黄色。フローリングの床に置いたら浮きまくるだろうなぁ。

 

そんなことを思いながらヨドバシカメラのアウトドアショップへも寄ってみた。そこで目を引いたのは、Ogawaキャンパルの展示スペースに置いてあった黒のインフレーターマット。


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正直言って一目ぼれ。ダークカラーは他のメーカーでも扱っているが、以前からOgawaテントには憧れに近いものを感じていたので、オシャレさというより実用性を重視している印象だった。厚さも四センチぐらい。シンプルな長方形。

 

欠点はしまうときにコンパクトにならないこと、登山用と比べると重いこと。これはオートキャンプとかバイクツーリングキャンプとか多少重くても嵩張っても大丈夫なキャンプ用のマットなのだ。車中泊とかにも使える。

 

私は登山で1、2泊キャンプするだけなら今持っているサーマレストのZ Lite solで十分だと思っているので、今コンパクトな高性能を買う必要は無い。

 

インフレーターマットはしまうときが大変だが、毎日寝るのだから膨らませておけばいいのでそれは問題では無い。


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このつまみを開けば勝手に空気が入るシンプルな構造

 

Ogawaのマットを買ったとして、オートキャンプに使えるし、地震などで一時的な避難生活をするときにあれば便利だし、とにかく私のFairlydownの寝袋に合うのは、このOgawaだろう!

 

そんな言い訳をして、ようやくマットを買ったのだった。

 

ドキドキしながら寝てみたら、想像以上の柔らかさで、Z Lite solの比じゃ無いぐらいの快適さ。寝返りも楽にできるし、何より包み込むような寝心地に、久しぶりに早く横になりたい、早く寝袋に入りたいと思えるようになった。

 

早くこれを買っておけばよかった。3か月間の痛みとの戦いはなんだったのか。とにかく目覚めがよいし、朝起きて上がった後の痛みがない。こんなうれしいことはない!

 

朝起きた後は、たたまずに、壁に立て掛けてもいいし、ハンガーでつるしてもいいし、軽いのですぐに移動できるのも満点だ。


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この3点セットで快適睡眠

 

そして思った通り黒の長方形は、インテリアの邪魔にならないし、寝袋に色味がぴったりだった。

これでようやく布団無し、快適寝袋生活が本格的に始まったのである。