引っ越してすぐはキャンプ用のソースパン1個とミニフライパン1個しか持っていなかった。
電化製品を使わなくても鍋とフライパンがあればいいと、思っていた。鍋でお湯沸かせるし米も炊けるし、炒め物もできるし。
しかし実際調理してみると、スープをコトコト煮込んでいる時に、お湯を沸かしてお茶が飲みたくなることもあるし、鍋で米を炊くと、水に30分浸す、10-15分炊く、蒸らす15分と1時間ぐらいその鍋を使う上に、洗うときには水につけて長時間放置しないと"のり"がきれいに落ちない。ガスのコンロは1口しかないが水に浸す間に(または蒸らしている間に)スープを作ることは可能なのでその時間ロスはもったいない。
もう一つの問題は普通のキャンプ用ソースパンでふたを閉めて炊くと必ず吹きこぼれて大変なことになるのだ。やはり炊飯用に鍋をもう一つ買うか、一合炊きのできるマイコン炊飯器を買ってもいいのではないかと考えるようになった。
一合炊きのマイコン炊飯器は昔パナソニックのを使ったことがある。あれは小さくて軽くて非常に便利だった。買うならあれだな、と調べてみると、既に生産終了になっており、他の同じような製品を探しても、デザイン的にもサイズ的にもぴったり欲しいものが出てこなかった。
となると、やはり鍋。
鍋を買うとしたらオシャレな料理好きの人たちの間で人気の某ストウブ?
……重いわっ!!
土鍋?
土鍋でごはん炊いている人は多い。美味しく炊けるそうだ。土鍋で鍋をしてもいい。
良さそうだが、これもいろいろリサーチしてみてやめた。理由はやっぱり重いし割れるから。
琺瑯鍋?
これもガラスで重い。個人的には琺瑯のミルクパンはめっちゃめちゃ可愛くて好きなんだけど、焦げたら面倒くさそう。
圧力鍋?
ブログで圧力鍋を使ってお米を炊いている記事を見たことあるが、確かにめちゃくちゃ美味しそうなんだ。が、なんとなく圧力が怖いという理由で却下。圧力鍋って大きいイメージがあるし、半合から一合しか炊かないのに、圧力が必要?って気にもなる。
となると、米を炊く鍋と言えばやはり文化鍋か?米を炊くために生まれた鍋。
炊飯器がまだ普及してなかった頃の主婦の強い味方。サイズもいろいろあって、いろんな炊飯器を試したが最終的には結局文化鍋にたどり着いたという米にこだわりを持つ人の意見が多くて、99%文化鍋にしようと傾いていた。
そんななかで、キャンプ用の炊飯器といえば、飯盒というイメージしか無かったのだが(いつの時代だ?!)、最近はキャンプ用の調理器具も新しくなってオシャレになってるよなぁと、うっかり検索したとたん、出会ってしまった1%の奇跡。
ユニフレームの山クッカーシリーズのライスクッカー
一見、大きめのソースパンという印象だが、吹きこぼれないように工夫のしてあるつくり、安いステンレス製の鍋とは違う肌触りと輝きと厚み。
しかも内側には米用カップが無くてもちゃんと一合の米はここまで入れてそれに対して水はここまでと一目で分かる目盛り付。これは洗練された鍋。
目盛りがあるから1合180ccもすぐ分かる。米用量カップを買う必要も無いので、安心だ。
単純に見た目がスッキリしててきれいな鍋。
実際に炊いてみても、吹きこぼれないし、火加減と時間さえ気をつければ半合から一合でも十分美味しい米が炊ける。
噴きこぼれない
しかもキャンプ用なので取っ手がたためるので、ほかのソースパンがスッキリと重ねてしまえるのだ。これは便利!
やっぱりアウトドアグッズは万能だ。
このライスクッカーとロースターで、ユニフレーム信者となったのは言うまでも無い。