すうの一人暮らし寝袋生活 in NZ

40代半ばでニュージーランドに留学し、節約と物欲の間で震える女の独り言

着物の断捨離5

今回の着物の断捨離で最後に残したのは浴衣1着と母が誂えてくれた着物1着だ。

 

着物は何となくもったいなくて1度も袖を通したことがなく、しつけ糸がかかったままだった。タンスの肥やしとなってしまった着物は所々にカビが発生していた。陰干しが不十分だったのだ。

 

私はハウスダストアレルギーがあるので、陰干しをしてみたが、狭い1Kの部屋では、カビの臭いや埃の匂いが部屋中に舞い上がっているようで、途端に咳き込んだ。このまま保存するにしても一度しっかりクリーニングに出したほうがいいと思い、リメイク先にクリーニングをお願いした。

 

クリーニングをしたところで着物として着るかどうかは未だ疑問である。着る機会を作ることができるか?

 

20代の頃に買った浴衣は夏になると花火大会や夏祭りで気軽に着ることができるし、国際交流イベントなどでも体験着付けや文化体験で浴衣を着て接客する事はよくあるからだ。

 

じゃあ浴衣ではなく着物を着たらどうだろう?国際交流イベントで着ればいいのでは?正絹だけど普段着感覚で着られる着物だしね。

 

ただ着物を残すと草履、帯、腰紐、嘘つき襦袢など、他にも多くの小物が必要だ。それらを保管することそれはなかなかスペースをとる。

 

着物としては着る機会があるのかないのか、あまりイメージがつかない。でも大切な着物だからしっかり保管していきたい。

 

その反対に、着物としてではなくてリメイクをしてワンピースとして着る方が良いのではないかと考えてもいる。その方が着る機会が多くなるし、着物が身近になるのでは?日系人の作ったハワイアンシャツみたいに。これが日本の着物の生地で和洋折衷だよって言ってもいいような気がする。

 

どうするかは迷っている。だから今は状態良く保管しておこう。

 

着物の断捨離4

着物の買取で、黒着物は買取対象にならない場合がほとんどだ。そもそも需要がない。紋付だとなおさらである。

 

もし着物として着続けるなら、紋をとって黒着物に帯、腰紐、半襟をカラフルな色で着ても素敵だと思う。例えば、宝塚の卒業生のように黒紋付袴姿なんて凛々しく美しい。三味線、民謡、詩吟、武道など民俗・伝統芸能を嗜む方なら正装になるし。

 

でもそういう趣味のない、普段から着物を着ない私にとっては、喪服着物は第2親等までの葬儀の時に喪服として着るしかない。残すは兄弟の葬儀ぐらいか・・・考えたくないな(今後再婚することもないだろうし・・・)しかも、最近は葬儀社が親族用に喪服着物を安くレンタルしてくれるから、クリーニング代、保管の手間を考えると必要ない。

 

最初は、喪服は買取してもらえないし寄付にしようかと思ったのだが、母親が私の将来のために誂えてくれたものだし・・・と躊躇して最終段階まで保管していたのだ。

 

で、ここで40代。

私が持っている洋装の礼服(喪服)は20代の頃に買った若いデザインのもの。しかもやや膝上のワンピース。体型はあの頃より痩せているので問題ないが、さすがに膝上丈の喪服は今後歳を重ねてくると厳しい。着物を着る機会より洋装の喪服の方が通夜、告別式、法事など出番は多い。新しいのを買ってもいいけど、せっかくなら着物を洋装にリメイクしたらどうかしら!?最近は安いブラックフォーマルが手に入るけどそれでも新品で3−5万円はするのだから、着物ならシルク(正絹)だし、リメイクしてもそこまで値段は変わらないのでは?

 

それで調べてみると着物のリメイクは結構お高い・・・

・クリーニング(正絹)

・糸とき

・デザイン、型紙作り

・仮縫い

・本縫い

など数人の職人さんたちが細かい手作業をするわけだし当然。人によってサイズ違うし、一から仕立てるのだから。でも色々探しているうちに、しっかり良心的な金額で詳しく提示している業者さんを見つけた。しかも完成見本のデザインがとても品があって、それぞれがとても素敵だった。

 

ここに頼んでみよう。

実際に見本の試着もできるということでお店まで足を運んだ。実際に着てみるとイメージが湧いて、こだわりたい裾や袖の長さアレンジもオーダーメイドで対応してくれる。そして着物の状態を確認してもらって、値段を見積もりしてもらうと、HP記載の通りのお値段で提示された。ここは信頼できる。

 

私の場合は、喪服→ワンピース

カビ取り、糸解き、仕立てで大体43,000円ぐらい。

 

これなら十分だ!新しい質の良いブラックフォーマルを買うのにプラスαの値段で済む。ワンピースなら着回しが聞くし、何より母親の思いを無駄にしないで済む!

 

私はコロナ給付金をここで使うことにした。職人さんたちの生活のために使いたいと思った。

申し込んだのは夏。で、完成予定は初冬。時間がかかるのは仕方ない。その間は今ある礼服はあるので、急な葬式でも対応できるしね。

 

夏用の喪服(絽)もあるので、上記のワンピースができたら、次はこれもリメイクしようと思っている。今度は普段着に着ることのできる裏地の無いチュニックタイプにする予定。どうせ夏しか着ない絽の素材ならもっと気軽に着たい。これもカビ取り、糸解き、仕立てで大体30,000円ぐらいでリメイクできるらしい。

 

これで合計73,000円ぐらい。これを高いととるか?

普段の私なら間違い無く高いと考えるだろう。でも着物への思いが強い分妥当な値段だと思う。そしてコロナ給付金は、こういうことに使いたい。

着物の断捨離3

前回、着物と着物小物を寄付したことで、桐の衣装箱を持つ必要がなくなった。

 

大切に残す着物と博多帯は、「着物キーパー」に入れて保管すればいい。

 

早速断捨離だ!

着物には「思い」があったが、衣装箱には邪魔なだけで何の思いもないんで手放すことが嬉しくてしょうがなかったww。

 

何十年も使ってきて、外側に桐特有の黒ずみやシミや、傷、樟脳の染み付いた桐の衣装箱(2段式)。正直売れるなんて思ってなかったから、粗大ごみかなと考えていたが、念のためメルカリやフリマアプリで確認してみると、意外と人気商品だった!送料が5000円ぐらいかかるから、その分高額になるのは仕方ないとはいえ、それでもSOLD OUTがこんなにあるとは驚きだった。着物の保管だけじゃなくてリメイクDIYとかで使う人がいるのだろうか??

 

売上はわずかでもいいので、メルカリとフリマアプリで出品してみた。ちなみに引き取り対応も可とした。送料だけで高額だしね。

 

出品してみたら、「いいね!」がすぐにつき、問い合わせコメントもあった。で出品して2週間ほどで、最初につけた価格から値引きすることなく取引が成立してしまった。

 

まじか!メルカリすげー!(←語彙少な)と驚いた。

 

粗大ごみとして自治体にお金を払って処分してもらうより、誰かからお金をもらって処分できるなんて嬉しい限りである。ましてや相手から状態が良いと喜ばれるとは思いもしなかった。

メルカリの仕組みはシンプルで(手数料が10%なのは高いけど)しっかりしているので安心して取引できるし、大型家具でも「梱包・発送メルカリ便」で配送会社が家まで引き取りに来てくれたのでとても簡単。

 

これで部屋が思った以上にすっきりした。そして心もすっきりした。

着物の断捨離2

今回は、寄付についての記事。

 

着物、帯の他に、和装の小物、帯板、腰紐、光琳ベルト、伊達締め、長襦袢、肌じゅばん、浴衣、半襟、草履、髪飾りなどなど全て寄付した。

今回寄付したのは国内で災害復興支援や着物文化伝承事業をしているNPO法人である。検索すればたくさん団体が出てくるので、団体理念や、活動支援の内容、寄付したものがどういう風に使われているのか、費用などしっかり開示していて、自分もその活動に共鳴できると思った団体にした。今回の出費は送料だけ。

 

NPO法人の代表者さんからお礼をメールをいただいた時に、以前の断捨離より罪悪感というのはなかった。偽善かもしれないが、単純に喜んでもらえてよかった・役立ってもらえてよかったと心から思えたのだ。寄付して正解だった。迷いながら二足三文で買取してもらうよりも、寄付の方が心が穏やかに受け入れることができたのだ。

 

寄付というけど、まだしっかり使えるもの、状態の良いものを選んで送った。多少のシミはついていても構わないという先方の申し出に対して誠意ある寄付者でありたいと厳選した。カビだらけのゴミを贈られても向こうが困るだけだからね。

最後に残ったものはゴミとして処分。

 

これでスッキリ!

着物の断捨離1

これまでに色々な断捨離をしてきて一番辛かったのは、着物である。物に執着のない私にとって断捨離は比較的簡単なのだが、着物となると全然違う。

 

祖父母や父母から譲り受けた着物や、私のために誂えてくれた着物たち。着物に込められた願いというか家族の絆というか、重すぎる愛情の問題。購入した時は何十万円とする着物も、売ればわずかな価値しかない、または価値すらない現実。

 

カビ防止のために年に数回陰干しをしたり、重たい桐の衣装箱に保管したり、用事で着た後にしみぬき着物クリーニングに出すと1万円近くする。

 

特に喪服なんて近い親族の時しか着ないし、着る機会なんてほぼないから、タンスの肥やし。面倒臭くて放っておいたらすぐカビが生えたりシミが広がる。だったら着物着るならレンタルで十分だと思う。

 

引っ越しの時は、着物は重たい。桐の衣装箱は1Kの部屋には邪魔でしかない。ミニマリストを目指すのに、フローリングにデーンと置かれる桐衣装箱。その隣にはロードバイク・・・

 

簡単なお太鼓結びなら着ることができるので、普段着たらいいじゃないと周りの人は気軽に言うけれど、旅館で着物着て働いていたからよくわかる着物の窮屈さ。アウトドアが好きな私は、スタスタ大きな歩幅で歩けないなんて苦痛そのもの。

 

だから、これまでも少しずつ人に譲ったり、業者に買取してもらったり、処分したり、段階を分けて着物を減らしてきた。その度に家族の思い出、重すぎる愛情、着物の価値とは?、家族の歴史、日本人として伝統を大切にしたいと思っていながら、なぜ着物を着つづける選択ができないのか?祖父母や父母への申し訳なさに・・・・涙が溢れ、嗚咽しながら断捨離を行ってきた。

 

今回も最終決断時には同じように、申し訳なさに直面し、そのタイミングがお盆であったこともあって、コロナで墓参りにも戻れない状況で、本当にいいのかと涙を流しながら自分に問うた。そして、タンスの肥やしにするより、着てもらえる方が良い。自分の生き方を大事にすることのほうが良いと結論づけた。

 

1、とても大切な1着の着物だけ残す。

   (プラス浴衣も1着)

2、誂えてもらった黒礼装(2着)は洋装にリメイクする。

3、それ以外は寄付する。

4、状態の酷いものはゴミ処分

 

これが最終断捨離の決断。

 

破れたジーンズ

ジーンズはしまむらで買ったCoolデニム。確か2015年にセールで買った。薄くて伸縮性のある、夏場でも快適なはき心地で、速乾性も高いので、普段着として愛用していた。しかし去年から少しずつ破れてきて、この夏ついに四カ所破れた。

 

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自転車乗るから股はどうしても破れちゃう

 

80年代リバイバルで、ダメージジーンズが流行っているし、普段着なのでまぁいいだろうと、近所のスーパー買い物の履くぐらい。でも40代だし、さすがに巷のおしゃれな若者の履くダメージジーンズとは、まったく違う貧乏臭が漂ってきそうな見た目。補修しても良いのだけど、もともと綿100%のLeviesのような丈夫なジーンズではなく、Coolデニムの生地はポリ混で薄くて破れやすい。なので今回はわざわざお店で修復しても意味がないような気がするし1箇所1000円として4箇所の修復なら、新しくしまむらやGUでデニム買えるし。なので適当な当て布をつけて自分で修復してみることにした。

 

手縫で・・・

 

まぁ見た目はどうでもいいや。デートとか遊びに行く時はさすがに履かないし。女とかお洒落を捨てている気もするけどね。 外出用に新しいデニムを買ってもいいかなとは思っているけど、すでにパンツは十分持っているので買わずに履き潰そうと考え直す今日この頃。無駄な買い物はしない!

Amazonプライムセールで買った

久しぶりの更新です。確か去年も夏になって更新が止まってしまったな。夏は何も書く気がしない・・・

 

さて、毎年夏に開催されるAmazonプライムセールは延期されて今年は10月。

結局、私はずっと買うと決めていたKindle Paper White 8GB 広告付き WIFIモデルを買った。もちろん3ヶ月のUnlimitedプランをつけた。7980円、お得!

 

iPhone8でKindle読むのは画面が小さい上に眩しすぎて目が疲れるので、内容を読むだけならやっぱりKindleにしたい。それにめっちゃ美しい色彩のイラストとか写真なら本で買ったほうが絶対いいと思う。

8GBにしたのは読み終えたらどんどんKindle本体からは削除すれば問題無し。何度でもダウンロードできるしね。広告付きもKindleセールや新刊の広告だし、白黒だし、読書に邪魔になるような広告ではないので問題なさそう。今回は試しに使ってみて、気になれば買い換えればいいと思ったから。11月初旬には届く予定なので楽しみだ。

 

Kindleの他には、10月まで延びたことで物欲が鎮火したので、ガジェット系は他に目ぼしいものもなく、他に買ったのはハーブティーセットだけ。物欲の波って「喉元過ぎれば熱さ忘れる」なんだよね。でも喉元すぎるまでが長いってば!